子ども、旦那、妻、同僚、上司、怒りの原因は様々な場所に存在します。
どうもかじたす@kjtasuです。
皆さんは怒りますか?どんなに優しい心の持ち主でも怒ることは必ず怒るでしょう。怒ることに喜びを得ている人はおそらくいないと思います。
怒った時はどのように対処していますか?
気持ちに任せてただ怒り続ける、頑張って耐える、大声を出してストレス発散する。人それぞれでしょう。そんな方に朗報です。
怒りに対しては深呼吸が有効です。
誰でも気軽にできるし、実際に行われている方も多いでしょう。そんな深呼吸についてお伝えしていきます。
- 怒りのメカニズム
- 深呼吸はなぜ落ち着くのか
これを機会に生活の中の怒りを減らしてみましょう。
なぜ怒ってしまうのか

あなたはなぜ怒りますか?
大切なものを壊された。部下が期日内に仕事をしなかった。ミスが多かった。子どもが言うことをきかない。
これらの多くは、自分の期待や望みが裏切られたことによって生じます。
大切なものではなかったら、部下が期日内に仕事をすると思ってなかったら、子どもが言うことをきかないものだと、最初からわかっていたら怒りますか?
怒りというのは自分自身の思いとのギャップによって生まれます。
怒りとは

怒りとはそもそも何でしょうか。日常で当たり前に起きていることですが、あまり考えたことはないですね。
怒りのメカニズム
怒りの感情というのは第二次感情と言われています。
第一次感情は
不安 心配 不満 疲労
などのことを言います。これらが蓄積することによって、精神的なキャパシティーがオーバーしてしまい、怒りへと繋がります。
この第一次感情というのは、規則正しい生活や睡眠をしっかり取る、ストレス発散をする等の一般的なセルフケアやメンタルケアをすることで、抑制されていきます。
しかし、仕事で疲れていた、悩みが多いなど上記がコントロールできない場合、それが怒りとなって現れてしまいます。
脳内システム

人間の脳の神経細胞は数百00兆個と言われており、数だけ聞いても理解できません。そんな脳でさえ怒りはコントロールできないのです。
では、どうすれば良いか。脳内の怒りのシステムを理解すれば分かります。
怒り、悲しみ、喜びといった感情は情動と呼ばれ、この情動を支配する
一方で
甘いもの食べたいけど太るからやめておこう、あの子可愛いけど、声かけないでおこう。といった抑制を司る部位
情動(大脳辺縁系)を抑制(前頭葉)する
感情は、前頭葉によって抑制できます。しかしながら、怒りというのは突発的に起こるもので、その突発的な出来事に対して、前頭葉は抑制することができません。
そこで、よく耳にするのが
6秒間の法則
この6秒間の間に、前頭葉を活動できる状態に持っていき、怒りをコントロールすることができます。
怒りのコントロールってどうなの

怒りをコントロールしたからといって、その場の空気や雰囲気、状況はよくなります。しかしながら、本人の感情の不安や怒りは落ち着かず、ストレスは蓄積されていく一方です。
蓄積されればされるほど、発散される時も大きなものとなる可能性もあります。
時には発散も必要
少し前にはKY(空気読めない)という言葉が流行り、場の空気を読み、それに馴染むことが現代では重要だとされてきました。そんな苦しい状況の中で過ごすというのは誰でも精神的疲労が蓄積します。
また近頃は、大手企業が社員のメンタルケアに介入しており、精神面の向上が売り上げ、成績につながるとも考えられています。
ストレスを溜め込まず、周囲に迷惑をかけなければ、発散することも重要です。
怒りは行動の原点
これは私の経験談ですが、怒り=悪いわけではありません。
時には、怒りの矛先が次の行動への原動力へとつながります。
一歩踏み出せない時、いつもの自分じゃ行えない何かがある時。怒りの力を借りて、大きな原動力を生み出すことができます。
深呼吸のメカニズム

深呼吸は大きく吸って、大きく吐く呼吸のことを言います。
私たちの生命維持のためには自律神経系というものが働いており、体の脳幹部分(進撃の巨人で巨人が狙われる部位)がその役割をになっております。
血圧、脈拍、呼吸etc
この自律神経系の中で、自分で調整し、コントロールできるのが呼吸です。
交感神経と副交感神経
あまり馴染みのない言葉ですが、
興奮=交感神経
リラックス=副交感神経
のような考え方でいいでしょう。交感神経が働いている時は、呼吸数は上がり、比較的浅い呼吸となります。
仕事中は交感神経が優位に働いている方が多いと言えるでしょう。
そして、怒りにおいてもこの交感神経が優位に働きます。
深呼吸の効果
深呼吸を行うことで、副交感神経が優位に働きます。
深呼吸を行うことで、体をリラックスする方へ導くことができるのです。
怒りに対して深呼吸を行うサイクル
1、怒りは大脳辺縁系で管理され、前頭葉で抑制されます。
↓ 突発的な怒りは抑制系が間に合わない
2、6秒間の間を取るため、深呼吸を行う
↓副交感神経優位に誘導
3、前頭葉による抑制と、副交感神経優位な活動
↓
4、怒りが落ち着く
このようなサイクルになります。
子どもに怒るときは
まず深呼吸をしましょう。自分の感情をコントロールし、落ち着いた状態で子どもに耳を傾け、その上で判断しましょう。
これは我が家でも子ども・妻と実践しており、結構効果はあります。イライラしてる時は率先して、「はい、深呼吸」といって深呼吸をお互いさせます。
感情的になっては何も解決しません。子どもと対等な立場で話すことが大事
しかしながら、怒りの原因が解決したわけではありません。落ち着いた状態で、怒りの原因、第一次感情の解決を行うように話し合いを行う必要があります。
子どもへ怒りすぎる時、接し方がわからない時はこちらも参考にしてください。
