かじたす@kjtasuです。
子ども叱りすぎた、子どもとの接し方がわからないと思うあなたへ。
以前私は、「0歳からの怒らない子育て」を読みました。
子どもとの接し方がわからなかった私のアドバイザー的存在です。
アドラー流とは何か、怒らない子育てなんてできるのか
実際の体験を交えながらご紹介していきます。
この本は、子どもを毎日怒りすぎて落ち込んでいる方へ、子どもへの接し方がわからなくなっている方へ読んで頂きたい記事となっています。
※あくまで一つの考え方です。子どもとの接し方や育児方法をそれぞれの価値観があり、今回の記事はそれを強要するものではありません。
私がこの本に出会ったのは、今3歳の娘が1歳半の時の出来事がきっかけでした。
妻も私も仕事で疲れ、子どもと夕飯を食べていた時、ご飯を好き放題に投げ、ダメだとわかっていましたが、大きな声で怒りました。
このままじゃいけないと思い、調べたのがこの本でした。
プロフィール
その前にプロフィールを簡単にご紹介します。
性別:男
年齢:20代後半
家族背景:妻20代後半、共働き
子2人の4人家族
家:持ち家一軒家
ある程度一般的な家庭です。共働きをしないと家計が厳しいのが現状です。
怒らない子育てとは

この本の原点である、怒らない子育て、どういうことでしょう。
一つの例を上げます。
ある日、電車の中で静かにせず、落ち着かない子どもを怒鳴っている親を見た。 周りにも響く大きな声で怒鳴っていた。
人前で怒る必要があるのか。周りの人もその親子を見ています。
しかし、真剣に向き合っているからこそ怒るのではないか?
私はこう考えました。普段子どもを多く怒るのは妻です。しかしながら、子どもと接する時間の多い妻が、怒る回数が多いのは必然でしょう。
それは真剣に向き合ってるからこそ生まれるものだと私は思いました。
しかしアドラー流はこうです。
怒っても何も解決しない
今日子どもに何回怒鳴りつけましたか?それをすることで改善しましたか?
確かに圧力や恐怖によって、一時的な解決には向かうでしょう。しかし、
根本は何も解決していません。
子どもは怒られるとなぜ笑うのか、決してふざけているわけではなく、一つの防御反応です。
共感すること
アドラー流心理学では、子どもと関わる上で、
- 尊敬
- 信頼
- 共感
この3つの重要性を上げています。互いに尊敬し、信頼しあってこそ、自然に共感が生まれると説いています。
たとえ親子であっても、上下関係、親の方が賢いといった考え方ではなく、より対等な関係を持つことが重要です。ここ重要ですね。
困難を克服する活力「勇気づけ」

一般的な、励ましの言葉によって「勇気がつく」とは少し違います。
ここでいう勇気づけとは子どもが自発的に行動する力のことです。
- 悪いところではなく、良いところを見つける
- 相手の考え・関心に聴く耳を持つ
- 相手の成長や進歩を認める 失敗を挑戦した証とする
この勇気づけを行うことで、母親自身も感情のコントロールが行え、夫婦円満、良好な親子関係に繋がると考えられています。
褒めない・しからない
「勇気づけ」と「褒める」は、似ていますが違います。
褒める=評価 勇気づけ=認めると考えると分かりやすいでしょう。
テストで100点が取れた時、「良い点を取って偉いね!」
→これは評価です。一方で、
テストで50点が取れた時、出来ている部分に着目して、「こんな難しい問題も解くことができるんだね!」
→これは勇気づけです。
たとえ良い点数を取れても、取れなくても、それを認めることが重要です。
アドラー流心理学では「褒める」と「しかる」行為は同じとされています。
いわゆる飴とムチは以下のような作用を生みます。
- ご褒美があるから、頑張る
- 罰があるから、頑張る
というようになってしまいます。
これらは「外発的動機付け」と言われ、子どもの意思ではなく、やらされているという感情を生み、自分の意思で頑張ろうという気持ちを失います。
反対に、自分の意思で、物事を行なっていくことを「内発的動機付け」といいます。
子どもの意思を持って、それを支えることが大切です。
叱らないことは黙ることではない
叱るのが良くないからといって、黙って見ておくわけではありません。時には本当に悪いことをしてしまい、叱る必要もあるでしょう。
そのような時は、決して怒鳴りつけてはいけません。高圧的な態度をとらず、目を見て落ち着いた状態で伝えましょう。
こちらが感情的になっては何も生まれません。まずは5秒間深呼吸を行いましょう。
子どもが困ったことをする目的

ここまで、見てきた方
「うちの子は落ち着きがないし、言うことも聞かない」
「こっちだって落ち着いていられない」
そう考えるでしょう。子どもが暴れたり、落ち着かなかったり、その根本的な理由はなんでしょうか。その多くは、
親の目を引くため、注目を集めるため
だと言われています。子どもと向き合う時間を持ち、子どもと関わることで 自然と困らせる行動も減ってくるでしょう。
子どもは決して、親を困らせようなどと考えていません。
子どもの良いところに注目し、 お互いにイライラせず、安心できる環境を作りましょう。
まとめ
【0歳からのアドラー流怒らない子育て】 について紹介しました。
- 怒らない子育てには、尊敬・信頼・共感が必要
- 勇気づけが大切
- 褒めない・しからない
これらが子育てを行う上で重要となります。しかし、これはアドラー流の怒らない子育てにすぎず、これが全てではありません。
子どもとどう接したらいいかわからない、叱り方がわからないそういう方の助言になれば幸いです。
我が家の面白い習慣
アドラー流に習った、我が家の面白い習慣をお伝えします。それは
深呼吸をすること
この深呼吸タイミングが重要です。深呼吸の意外なメリットはこちら

子どもが怒りそうな時、私が叱りそうな時、お互いに
「まず深呼吸して!」と言います。
こうすることで、少し落ち着いて話を聞いたり、伝えたりすることができます。
是非皆さんもやってみてください。最初は難しいですが、慣れると結構面白いですよ!